歯の舌側(裏側)に装置をつけることによって、周りの人には見えることなく治療することができます。人前で話をする機会が多い方や、どうしても表側に装置を付けたくない方に適した治療法です。
治療期間
現状では、表の矯正と変わらないか、症例によってはより早く治療が終わることもあります。装置も小さくなってきており、違和感や発音のしづらさもかなり軽減されております。表側の装置と比較して裏側は虫歯になるリスクが1/5との報告もあるなどメリットが多い治療法です。
装置の製作
簡単な写真や絵などもSETUPとよばれる最終的なきれいな歯並びをいったん作る予測模型や、コアと呼ばれる精密な治療の土台となる装置の製作を矯正専門技工所に依頼し、その設定確認を行った後に製作・納品いただいております。
デメリット
当然口を開けていないと治療ができない、治療の初回は舌の違和感や発音に慣れる必要があるなどがありますが、以前に比べかなり装置が小さくなっており、初回以降は次第に軽減されていきます。また、費用が比較的高いことも挙げられます。
●ハーフリンガル矯正
上の歯は裏側から、下の歯は表側に装置をつけて治療する方法です。上も下も表側からつけて治すより、装置が目立ちにくく、リーズナブルで発音や食事への影響が少ないため、人気のある治療法です。