矯正前・矯正中の疾患は-津のまち矯正歯科|三重県津市・亀山市・鈴鹿市・舌側矯正・見えにくい矯正

診療時間
10:00-13:00/15:00-19:00(土9:00-12:00/13:00-17:00)
休診日
木・日・祝日
診療時間
10:00-13:00/15:00-19:00(土9:00-12:00/13:00-17:00)
休診日
木・日・祝日

矯正前・矯正中の疾患は

矯正前・矯正中の疾患は

当院では、治療前・治療中に虫歯や歯周病疾患を発見した場合、地域の歯科医師会に所属している歯科医院をご紹介し、連携を取りながら治療を行っています。

病気を治してから矯正治療を始めましょう

歯ぐきが炎症を起こしているのに、矯正を始めたらどうなるでしょう。矯正治療は歯を動かしますが、動く方向にある歯ぐきを圧迫します。もし、歯ぐきが炎症を起こして腫れている場合、圧迫を加えることで痛みが生じます。また、歯の神経が鈍くなったり過敏になり、それまで痛まなかった虫歯が痛むようになる場合があります。

当院では、矯正治療を始める前に虫歯や歯周病、顎の関節や筋肉のチェックを行い、病気を発見した場合は連携を取っている近隣の医院様で治療をしていただいています。

矯正治療と虫歯について

虫歯がある場合、矯正治療を始める前に虫歯を治しておくのが望ましいですが、抜歯をする歯が虫歯になっているときは治療の必要がありません。また、クラウンが必要な場合も、一時的なクラウンに留めて、矯正後に噛み合わせがしっかり合ったものを入れています。

矯正中に虫歯になった場合

矯正治療中に虫歯になったり、あるいは虫歯を発見することがあります。たとえば虫歯が歯と歯の間に隠れていて小さい場合、目で直接確認できず、レントゲンでもはっきり映らないことがあります。

このような場合、歯が動くにつれて虫歯が見えてくるようであれば、矯正治療中でも虫歯治療を受けていただく必要があります。また、新たに虫歯ができた場合も同じです。矯正装置を部分的に外し、虫歯を治療してから再装着することで対処できます。

矯正治療と歯周病について

歯周病とは、歯を支えている骨(歯槽骨)が歯周病菌に侵される病気です。歯槽骨まで病気が進行して著しく骨が減少している場合、矯正治療でさらに減少する可能性があります。場合によっては、歯の寿命が短くなり抜けてしまうリスクがあります。当然ながら、歯周病がある場合は治療を優先して行う必要があります。

ただし、日本人の成人の80%が歯周病にかかっているといわれている現在、これでは多くの人が矯正治療を受けられないことになりかねません。歯周病でも、病気が歯肉に限られている場合や、骨の減少が軽度な場合、歯周病医が十分管理している場合は治療が可能です。

また、矯正治療中に歯周病や虫歯の原因となるプラーク(歯垢)の清掃が必要な場合は、専任の衛生士が必要なメンテナンスを行っています。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用

  1. 治療開始当初は矯正装置による不快感、痛み等があるものの、数日から1~2週間で慣れることが多いです。
  2. 歯の動き方には個人差があるため、想定した治療期間より延長する可能性があります。
  3. 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正歯科治療には患者さんの努力・協力が必要不可欠です。それらが治療結果や治療期間に影響します。
  4. 治療中は、装置の装着により歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まるため、丁寧なブラッシングや、定期的なメンテナンスが重要になります。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  5. 歯を動かすことで歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきが痩せて下がることがあります。
  6. ごくまれに歯が骨と癒着し、歯が動かないことがあります。
  7. ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受け、壊死することがあります。
  8. 治療中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  9. 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  10. 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  11. 歯を削ることで歯の形を修正したり、噛み合わせの微調整を行う可能性があります。
  12. 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  13. 装置を外す際、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、被せ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  14. 装置を外した後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  15. 装置を外した後、治療により変化した噛み合わせに合わせて被せ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
  16. 顎の成長発育により噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  17. 治療後に親知らずの萌出などの影響で凸凹が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病等により歯を支えている骨が痩せると噛み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる場合があります。
  18. 前歯を後退させた治療後に、ほうれい線が深くなったり、口唇周囲の皺が目立つようになる可能性があります。
  19. 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。