顎関節症の原因

1. プラキシズム
食いしばり、歯ぎしり、歯をカチカチ鳴らすなどのことをプラキシズムといいます。これらは筋肉を緊張させて顎関節に過度の負担をかけてダメージを与えるため、顎関節症のもっとも大きな原因といわれています。

2. ストレス
精神的な緊張は、筋肉を緊張させて食いしばりを起こしたり、夜間の歯ぎしりを起こすなど、プラキシズムに影響します。

3. 偏咀嚼
片側の奥歯がない場合など、左右どちらか一方に偏ってものを咬む癖をいいます。片側だけに多くの負担をかけることになり、発症の原因となります。

4. 顎や筋肉に負担をかける癖や習慣
うつ伏せ寝、横向き寝、頬杖、猫背など。またスポーツでの食いしばりや楽器をくわえるといったことも影響があります。

5. 悪いかみ合わせ
かみ合わせについてはさまざまな議論があり、現在では多くの原因のうちの1つとして考えられ、偏咀嚼やプラキシズムの原因といわれています。また、不正な歯列矯正や歯科治療もかみ合わせの悪さの原因となります。

かみ合わせの異常と早期接触
正常な顎関節の場合は、リラックスした状態で歯をかみ合わせたときに、すべての歯が同時に接触します。しかし、1本だけ先に接触する歯があると咬みにくくなる(これを早期接触といいます)ので、人は無意識のうちにそれを避ける咬み方をするようになります。このような咬み方を長期間続けていると、次第に顎関節の変形や顎関節症を引き起こし、かみ合わせがずれてしまいます。

かみ合わせがよくないからと歯並びを矯正しても、もとの原因が早期接触であった場合、その部分を治さなければ矯正も無駄になってしまいます。顎関節症の治療には、早期接触の見極めも重要です。